オヤジです。
卒業式も終わり、少しずつ春めいてきましたね。
あと1カ月もすれば、桜の見頃になります。
今回は、花見につきもの、焼肉、バーベキューにまつわる食中毒の話です。
- 春は、焼き肉、バーベキュー ❢
- 生肉に触れたお箸で、焼けた肉を口に入れてはダメ
- 生肉に触れたお箸の使い回しがなぜ厳禁なのか
- 焼肉をする時は、人数分の焼き肉用トングを使っていますか❔
- 過去、こんな食中毒事件が発生
春は、焼き肉、バーベキュー ❢
春になれば、公園や河川敷では桜が満開
桜と言えば、花見で一杯
親しい仲間とワイワイしながら、焼肉やバーベキューをよくしますよね。
また、季節を問わず、家庭でも焼肉をしますよね。
私も焼肉やバーベキューはとても大好きです。
今回は、焼肉で意外としがちな気をつけたいことのお話です。
生肉に触れたお箸で、焼けた肉を口に入れてはダメ
昔、大阪で日本料理店を営んでいた、私の叔父から教えてもらったことです。
飲食店では、一度、食中毒を出せば、致命的です。
ですから、飲食店では、食中毒に対して絶対起こさぬように細心の注意を払います。
叔父も、手洗いの励行、食材の保管方法に始まり、調理の際に使うまな板、包丁等の除菌、消毒等に当然のごとく気を使っていました。
そんな叔父から、注意されたのが、焼肉の際、
生肉に触れたお箸で、焼けた肉を口に入れるな❢❢
ということだったんです。
生肉に触れたお箸と食べるために使うお箸を必ず分けるということです。
つまり、生肉に触れたお箸の使い回しは絶対ダメということなんです。
えー、そんなことしていないよーと思っているあなた
これ、実は、家庭で焼肉をしている際、ついついしがちなことなんです。
焼肉などで、最初、お皿に盛られたお肉を金網や鉄板等の上に移す際、トングを使ったり、割りばしを使ったりしていると思います。
しかし、肉が次々と焼かれ、肉を裏返す際、焼肉用のトングを使用していれば、トングでお肉を口まで運ぶといったことはなく、さほど問題はないかと思います。
ところが、割りばしを使用していた場合、生肉用として分けて使っていても、ついつい、そのお箸で焼けたお肉をたれに付け、お口に入れたりしてしまいます。
叔父に指摘される前、私自身が、何も考えずにしてしまっていたことだったんです。
また、焼肉で煙が上がって、焦げぬように早くお肉を裏返しにするため、自分が食べるために使っていたお箸で、ついつい、片面生肉状態のお肉を裏返したりしてしまいます。
すると、どうでしょうか。
生肉部分に触れたお箸をそのまま口にしていることになるんです。
生肉に触れたお箸の使い回しがなぜ厳禁なのか
食中毒の原因となる細菌には多くの種類があるようですが、その中でも、問題となっているのが、「カンピロバクター」と「腸管出血性大腸菌(O157、O111など)」による食中毒です。
カンピロバクターは、鶏や牛などの家畜の腸にいる細菌です。
腸管出血性大腸菌(O157、O111など)は、主に牛の腸にいる細菌です。
生の鶏肉や牛肉に付着していたり、肝臓(レバー)の内部に存在しており、生肉に触れた手やまな板などから、野菜やほかの食品にも菌が付着する可能性があります。
また、生肉に触れたお箸を使って口にすると、付着していた菌を体内に入れる可能性があることになります。
少量でも感染し、菌が体内に入ると2日から7日位で、発熱や腹痛、下痢、吐き気などの症状が現れるようです。
食中毒の元となる菌の恐ろしさを理解していただけたでしょうか。
焼肉をする時は、人数分の焼き肉用トングを使っていますか❔
焼肉店で焼肉をする時、お皿に盛られた生肉を金網や鉄板に乗せる際、通常、焼き肉用トングが出され、それを使っていますよね。
家庭で焼き肉の際も、1,2本のトングを使用しているかと思います。
また、トングがない場合は、割りばしなどで代用しているかと思います。
ここにある意味落とし穴があります。
ですから、焼肉をする際は、人数分のトングを必ず準備しましょう。
各人、焼肉用トングを使用すれば、少なくとも、お箸の使い回しをすることなく、生肉に付着していた菌を口にするといったリスクはかなり防げます。
過去、こんな食中毒事件が発生
参考までに、過去、ユッケを食べて食中毒となり、死者が出たことがありましたね。
生肉に触れたお箸の使い回しどころの話ではなく、菌の付着した生肉を直接、口にしていたことから、死に至る食中毒事件が発生してしまいました。
詳しくは ↓↓↓ をご覧ください。
生肉を触れたお箸の使い回し、ついついしがちであったことに気づかれた方もいらっしゃるかと思います。
今後、焼肉をされる場合は、くれぐれも人数分の焼き肉用トングを準備しておきましよう❢❢
そうすれば、食中毒のリスクもかなり減ると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。