オヤジです。
みなさん、『孤独のグルメ』 というテレビ番組ご存知ですか。
異色のグルメコミックを実写化した井之頭五郎役に扮する松重豊さんが主演、都内や全国各地の飲食店をめぐるドラマ仕立てのグルメ番組です。
私は、結構好きで、よく見ています。
実は、一昨年の年末、私が若い頃に住んでいた地方のお店が、ロケ現場となり、放映されました。
孤独のグルメ 大晦日スペシャル 食べ納め❢瀬戸内海出張編でした。
有料ですが、詳しくはこちらでどうぞ↓↓↓
ストーリーは、瀬戸内出張で四国香川で仕事を終えた井之頭五郎さんが、四国松山へ移動。
打ち合わせの仕事を終え、ふと立ち寄った居酒屋が、
居酒屋 さかな工房 丸万
という設定だったのです。
店内に入るとまるで魚屋さんのよう。
メニューがなく、たくさんの魚を目の前に悩む井之頭五郎役の松重豊さんに、大将役に扮する柄本明さんが助け舟を出すという展開でした。
この居酒屋『さかな工房丸万』さんは、私自身、この番組を通じて初めて知りました。
ロケ現場になるなど、マスコミに取り上げられたりすると、お客さんが急に増え、行列ができたり、予約することもなかなかできないような状態によくなりますよね。
ですから、そんな状況が落ち着いてから、のんびりそのお店を楽しみたくて、放送から1年以上経ったことから、もう、そろそろ良いかと思い、先日、そのお店に行ってきました。
午後7時に予約していたのですが、思いのほか早く到着し、午後6時30分頃、店の暖簾をくぐりました。
『さかな工房丸万』さんの店内に入りますと、次の写真のような感じです。
2枚の写真は、丸万さんに置いてあったプリントアウトしたロケ当時の写真をお借りして撮影させていただきました。
オレンジ色のTシャツを着た大将役の柄本明さん、大将の正面のに座っているのが井之頭五郎役の松重豊さんです。
『さかな工房丸万』さんは、コの字型のカウンター席が11席、小上がり(テーブル席)が6人~8人程度です。
私が店に入りますと、正面のカウンターには、たくさんの魚があります。
すでにカウンター左横側にカップルが1組、右横側に私と同年代の男性が1人いらっしゃいました。
正面のカウンター席は開いていたのですが、私が一人だったこともあり、気さくな大将の計らいで、カウンター右側の常連さんが良く座る席らしい、先客の左隣に座りました。
私の横の先客は、孤独のグルメが放映される以前からの常連客らしく、この店に来るために、なんと栃木県から3泊の予定、つまり、3日連続で丸万さんで魚を味わうためだけに来ているとのことでした。
もう、びっくり❢❢
次の写真は、私の席から見た店内の様子です。
他のお客様もいましたので、閉店前に撮影させていただきました。
もう、酔っていましたので、少しピンボケで、申し訳ありません。
(冒頭のポスターの写真は、丸万さんの壁に貼られていたものを撮影させていただきました。)
席に着きますと、やはり、まるで魚屋さんのよう
むしろ、魚屋さんが居酒屋になったと言った方がしっくりきます。
やはり、メニューがありませんでした。
最初に、ビール大瓶1本を注文しました。
しばらくすると、お通しの『稚鮎の南蛮漬け』と『小イカの煮つけ』が出てきました。
稚鮎の南蛮漬けは、甘さが抑え気味で、お酢も効きも絶妙で、さっぱり、あっさりとしたお味でした。
小イカの煮つけも甘辛い感じでしたが、甘さを控え気味の上品な味付けでしたので、イカそのものの味も堪能できました。
お通しに続いて、『お刺身の盛り合わせ』を注文しました。
待望のお刺身の盛り合わせが来ました。
魚介類9種盛りでした。
魚に関し、大将のこだわりは、
高級とはちがう、上質な魚料理をめざして
高くて旨いは当たり前、安くて旨いを提供しなきゃ
生け簀料理は見かけ味、真の旨味は熟成にあり
食べ頃サインを見逃すな
タイミング次第で旨さは倍増も、半減も
調理法に絶対はない
です。
んー、こだわりがすごい❢❢
詳しくはホームページをご覧ください。
まず、サヨリの身を一切れ、わさびを少し付け、お醤油も少し付けて口に入れると
うわっ、うまい❢❢・・・・
あとは、ご想像にお任せします。
刺身醤油なんですが、一般的には、かなり甘めの刺身用のお醤油を出している飲食店が多いようです。
しかし、丸万さんでは、かなり甘さを抑えた旨味を感じる濃口のお醤油でした。
ほんと、好きになりそうなお醤油でした。
熟成されたお刺身と美味しいお醤油、ビールもどんどん進み、あっという間に、お刺身の盛り合わせは完食
次は、『とこぶしのバター焼き』を注文しました。
とこぶしとバターが程よく絡み、私好みの味になっています。
下に敷かれたキャベツの千切りが、バター風味のスープと絡まって、これまたおいしくいただきました。
続いて、目の前にあったサザエが、どうしても食べたくなり、『サザエの壺焼』を注文しました。
サザエの壺焼きは、中の身はカットされていて、味が濃すぎず、甘すぎず、程よい貝のうまみを引き出した味付けでした。
もう、あと何個でも食べられそうでした。
さらに、右側にいた先客の方から『牡蠣の天ぷらの大根おろしかけ』が美味しいと勧められ、さっそく注文しました。
このあたりになりますと、大分酒も進み、少し酔っぱらってきて、ピンボケの写真となってしまいました。度々、すみません。
牡蠣の天ぷらに天つゆをたっぷり吸わした大根おろしが乗っているような感じです。
このような食べ方は、初めてでしたが、さくっとした牡蠣の天ぷらと大根おろしはとても相性が良く、とても美味しくいただけました。
最後におすすめの宇和島風鯛めし『鯛どんぶり』を注文しました。
すでにかなり酔っていて、卵の黄身をお箸で突いてから、写真を撮影していなかったことを思い出し、慌てて撮影しました。
醤油漬けにした鯛の身をあったかいご飯の上に乗せ、卵の黄身、ごま、海苔、わさびが添えられています。
大将から、よく混ぜて食べて❢ と言われ、よく混ぜて食べると、漬けのたれの味が、黄身と絡まってとてもまろやかな味となり、あっという間に完食してしまいました。
あー、美味しかった❢❢
以上が、今回いただいた料理6品(お通し含む)です。
私が飲んだアルコールが、ビール大瓶1本と焼酎のお湯割り2杯でした。
代金の方は、6000円少々だったと思います。
お魚好きにとっては、たまらないお店です。
ただ、アルバイトの方もいるようですが、基本的に大将と奥様のお二人で切り盛りしています。
注文を出してから、お料理が来るまで、少々お時間がかかります。
ですから、せっかちな方や空腹で早く満腹になりたいといった方は、不向きかもしれません。
むしろ、『さかな工房丸万』さんは、大将の包丁仕事などの所作を眺めながら、大将との会話や、他のお客様との会話を楽しみながら、お料理を食べ、お酒を飲むといった感じのようです。
週末、日曜日はほぼ満席。
平日は若干空いているようですが、お店に行かれる際は、必ず予約することをおすすめします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました❢❢